Woodlands People

大地の恵み、自然と一緒に循環する里山での暮らし方をお伝えします。

Woodlands通信Vol.3 ここらでちょいと備忘録的なお勉強?

こんにちは。ヘタです。

 

まず拠点を作るために移住をするわけですが、なぜ過疎が進んでいるところを選ぶのか?という点から。

 

自然が残されているので暮らしが穏やかでのんびり暮らせるということはもちろんのこと、一番大事なのが今の所、土地や家を持つということが所有になるということです。

所有を手放したいのに所有するという矛盾(笑

でも今現在は仕方ないですよね。

 

そして土地を所有するということは購入費用も必要ですし、さらに「固定資産税」という税金を納める必要が出てくるということになります...ヤレヤレ。

 

日本では年間9兆円の税収とも言われる国としてはとても重要な税金のようですから、都市部で宅地として土地を所有すると結構な額の納付書が送られてきます。

土地についての税額は、主に土地の評価額によって計算されますので、土地の価値が高ければ同じ面積でもかなりの差が出てきます。

 

雑地、山林などの土地ならば固定資産税もかなり安いけれどちゃんとした居住建造物は立てられず。なかなかうまくいきません。

 

でもお金を手放したいのに固定資産税のためにせっせと働くというのは嫌ですしね。

なので過疎化の進んだところが良いわけです。

 

土地を借りるという手ももちろんありです。安ければですけど。

ですが、土地に建造物を建てられてしまうと、いざ売りたい!なんて時に面倒なことになるので許可を出してくれる地主さんは少ないそうです。

おいおい地元の方達とも溶け込んでいけば借りることも可能だと思いますので将来的にはでしょうかね。

 

さらに、住宅にも固定資産税がかかってきます。

既に住宅が建っていて、その建物が資産価値も低ければ大した問題にはなりませんが、更地を入手してそこに新築の家を建てるとなると結構な額になります。

通常家を購入する場合はハウスメーカーさんが引き渡しまで全部やってくれるのであまり知られてはいませんが、住宅の固定資産税の計算って、柱の木材に何を使っているのかでも評価額が違うんですって!

 

テンション下がってきました?(笑

でも現実社会にため息ついていても何も変わらないからと、知恵を出して進めていこうと元気に新しい暮らしにトライしている方たちもいらっしゃいます。

タイニーハウス、ミニマムハウスと呼ばれている家に住んでいる人たちです。

母屋があって、10平米以内の建物であれば住宅とみなされないんです。

(厳密には固定の上下水道設備、ガス、お風呂などの設置があると駄目な場合もあるようですが)

母屋を共有スペースとして使い、タイニーハウスで個々が寝泊まりするという手もありですよね。

 

2、30万位で自分たちで家を建てられるなんていうノウハウも貯めていけば、移住を希望してくれる人たちの敷居も下がるんじゃないかな?と思います。

豪邸建てたい人はそれでも全然OKですが、そもそも移住して来ないよね(笑

 

土地だけ借りて、トレーラーを置いて暮らすっていう手もありです。

この場合はトレーラーかコンテナを購入する必要がありますが、

移動することを前提にしていますから資産税は請求されません。

ちいさめの物であれば普通乗用車で牽引して移動も可能ですし、移動しないのであれば車検を切ってしまえばいいんです。

 

色々な暮らしの方法を知恵を出し合って没個性にならない集まりになるといいですね。