Woodlands People

大地の恵み、自然と一緒に循環する里山での暮らし方をお伝えします。

Woodlands通信Vol.19 自然農法の始動は年が明けそうです。年末年始はお勉強ですね。

■ さぁ始動?

さてそろそろ自宅周りの草木も刈りながら、畑の草もとサクサクしていたところ、区長さんが目ざとく私を見つけ、「年末年始にやらんでいいわ。年が明けて時間が出来たら草刈機で一気に刈ったるから。ここまで茂ると何日掛かっても終わらんで。ゆっくりしなや。」とのこと。

この辺は年末年始はおとなしく迎えるのかな?と疑問でしたが、やっぱりそうかと思いまして素直にお願いしました。

自然農法は難しいで。まぁ失敗してもええのならここの畑なら周りに迷惑も掛からんから好きにやりや。と言っていただいているので安心です。

どんなことするのか興味もあるみたいです。

なので始動はいつになるかは分かりませんが、それまでにお勉強しておこうっと。

 

■ 混沌としたネットでの情報

これは農業だけではなくどんなジャンルの情報でもそうですが、いつも気になっているのはソースを書かれている人が視野狭窄になってるな〜。ということです。

例えば福島さんの農法は奇跡的にうまくいっただけであれは駄目だという記事をよく読むと、本の通りに実践していなかったり、土が自然の状態に戻るまで数年掛かると書かれているのに結論を半年で出したり。発芽しなかったのなら何が違うのか?という試行錯誤を少なくとも数年繰り返さない限り結論を出すのは早いですよね。

そして農業として取り組むのか、自給自足として取り組むのかというスタンスの違いでもやり方は変わるようですね。

自然農法で収穫される野菜は小さいというのが通説みたいですが、雑草を抑えるためにクローバーを撒くと、そこだけ野菜は大きく育つそうです。

しかしそのやり方は自然農法ではないと否定的なことを書いてる方も居ます。

別に薬撒くわけじゃないんだからいいんじゃね?と思うのです。

 

■ そして元システムエンジニアな素人は串刺しにしようと思う

粘土団子を作りたいんで土はどこかでいただけますか?と区長さんに伺ったら、

バケツ一杯分程度の土なんぞそこいらで取ればええわ。

とのことなので作り方もお勉強しました。

福島さんは、団子には100種類の種を混ぜろと書いています。これはどの種が土地に合うのか、発芽するのかが分からないからということと、混植によって虫さんの被害を抑える役割があるようですね。虫さんは自分の好きな野菜に卵を産むわけですが、隣に嫌いな野菜があると卵を産まないそうです。面白いですねぇ。

この100種類というのも守っている人は少ないみたいですね。

なので色々な方の書籍を読み漁って、串刺しにして情報を整理しようと思います。

素人ですので固定概念がありませんから、そこを生かして実験です。

 

■ 最終的には種を採りましょう!

区長から面白い話を伺いました。とうもろこしの種を買って植え、その種をよく年植えるととんでもない形の見たことのない奇矯な作物が育つそうです。

どんだけ操作してるんだって話ですよね。F1種。

ただそこで諦めずに形のちゃんとした作物だけを選び、その種を取っておいてということを繰り返していると元に戻るそうです。自然のパワーは凄い。

それを原種とは言えないかもしれませんが、そうやって土地にあった種を残していくしかないですね。